明治大正の浪漫を訪ねて

  •  呼称:諸和久(もろわく)のカツラ
  •  樹種:カツラ科カツラ
  •  所在:日之影町見立・諸和久
  •  指定:県巨樹100選・町保護樹木
  •  幹周:1,880cm 樹高:35m
  •  樹齢(推定):370年
 カツラの株が大きいため、周囲にはかなり広い空間を設けてあります。沢に沿って登ると水源があり、水神様が祀られています。
 宇佐神宮の祢宜(ねぎ=神主の下に位する神職)大神杜女(おおがのもりめ)は、厭魅(えんみ=妖術で人を呪う)の咎(とが)で日向国のこの地に流されましたが、 桂の木の根元から湧き出る清水で「もろはく(どぶろく)」を作るのが上手かったといい、地名の由来になったと伝えられています。





  •  呼称:鹿猪猿渡し(かいのそ-わたし)のクロガネモチ
  •  樹種:モチノキ科クロガネモチ
  •  所在:日之影町七折・平底下
  •  指定:県巨樹100選
  •  幹周:307p 樹高:12m
  •  樹齢(推定):270年
 この地には昔渡し場があって、五ヶ瀬川対岸に船で渡っていたといいます。 名の由来は、鹿・猪・猿がここで一度に出会い、川渡りの先手を争っていたところ、神様が通りかかって争いを鎮め、鹿、次に猪、そして猿の順に渡らせたという 伝承に基づいています。
 クロガネモチは、平底側の船着場であったとみられる場所にあって、当時はこれから100mも上の平底村に登り始めようとする人々に、しばし木陰を提供してくれたものでしょう。
 クロガネモチは、冬季の赤い実が好まれて、庭木や街路樹に用いられる樹木です。





  •  呼称:大人(おおひと)のシイノキ
  •  樹種:ブナ科スダジイ
  •  所在:日之影町岩井川・大人・仁田野
  •  指定:県巨樹100選
  •  幹周:530cm 樹高:18m
  •  樹齢(推定):400年
 大人に入ってすぐ山手に道を採ると仁田野地区です。
 小さな丘に「地蔵堂石塔群」として町史跡に指定された板碑があり、その傍らにシイノキが鎮座しています。  板碑には文録4(1595)年の刻字があり、このシイノキも同年代とみられます。
 大人には、悲劇の武将・甲斐宗説の哀話が語り継がれ、また例年10月には大人歌舞伎が披露される地でもあります。





  •  呼称:市木(いちき)のちからしば
  •  樹種:マキ科ナギ
  •  所在:北郷村宇納間・八重
  •  指定:県巨樹100選・県天然記念物(H14.3.28)
  •  幹周:351cm 樹高:22m
  •  樹齢(伝承):300年
 ナギは雌雄異株の針葉樹で、一般には御神木として植えられることが多い樹木です。  「ちからしば」とも呼ばれ、古くは葉を身につけて厄除けにしたり、箪笥に葉を入れておくと一生衣類に不自由しないとされました。
 「市木のちからしば」は、当地に住む2軒の峰村家所有地の境木として先祖が植栽したものとされ、守り育てられています。





  •  呼称:小曾木さん(おそき-さん)のシイ
  •  樹種:ブナ科スダジイ
  •  所在:西郷村小曾木・石峠レイクランド
  •  幹周:534cm 樹高:16m
  •  樹齢(推定):300年
 昔の石峠は、日向方面からレイクランドの対岸の尾根を下りてくる道であったそうです。今はダム湖に沈んでいますが、 川には中州があって「小曾木(おそき)太郎」と呼ばれる水神が祀られていました。国道建設などに伴って幾たびかの移転を繰り返した末に、 ダム建設後は浮島となった、シイの木がある現在の地に祀られたと伝えています。





  •  呼称:高鍋(たかなべ)のクス
  •  樹種:クスノキ科クスノキ
  •  所在:高鍋町南高鍋・舞鶴城址公園
  •  指定:県巨樹100選・国天然記念物(S10.12.24)
  •  幹周:1,030cm 樹高:35m
  •  樹齢(推定):500年
 「歴史と文教の町」として知られる高鍋町は、米沢藩主・上杉鷹山を輩出した町です。その教育方針は、秋月種茂が藩主のとき、 藩校「明倫堂」を設立して藩士の高度教育を行った藩政時代以来の伝統を持っています。
 クスノキの巨樹は、舞鶴公園となった旧高鍋城二の丸跡にある舞鶴神社の道路を見下ろす位置に鎮座しています。平成4年ごろ腐朽が著しいとして大掛かりな治療を施され、 外見がブロンズ像のようになって以来足を運んでいません。写真は、治療直前のものです。


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