天孫降臨伝説を訪ねて

  •  呼称:春日神社(かすが-じんじゃ)の大クス
  •  樹種:クスノキ科クスノキ
  •  所在:延岡市恒富町・春日神社
  •  指定:巨樹100選・市保存樹木
  •  幹周:1,000p 樹高:30m
  •  樹齢(伝承):800年
 春日神社は当地の産土神(うぶすながみ)で、上古から荒瀬宮と称してこの地に鎮座していましたが、 養老2(718)年に大賀氏が神殿を建築し、 春日大明神と名乗ったと伝えています。 明治4(1871)年以降恒富神社と呼ばれましたが、昭和43年に現在の呼称になっています。
 クスノキは社殿の両側に1本ずつあり、当地が宇佐宮領の荘園であったころ芽生えたものと伝えられています。





  •  呼称:吉野(よしの)のすだのきさん
  •  樹種:ブナ科スダジイ
  •  所在:延岡市吉野町
  •  指定:県巨樹100選・市保存樹木
  •  幹周:511(計1,231)p 樹高:10m
  •  樹齢(伝承):300年
 延岡市街地から五ヶ瀬川を遡ると、享保19(1734)年に完成し下流域の田を潤し続ける岩熊井堰(いわぐま-いぜき)があります。 工事に着手した延岡藩家老藤江監物(ふじえ-けんもつ)は牢死に追い込まれるという悲話が残されています。そこからほどない距離の河岸に、 道路に覆い被さるスダジイがあり、地元では「すだのきさん」の愛称で呼び、祭礼日には竹筒に入れた甘酒を供えて祀っています。





  •  呼称:三椪(みはえ)小学校のセンダン
  •  樹種:センダン科センダン
  •  所在:北方町戌屋形原・三椪小学校
  •  指定:巨樹100選・町巨樹古木12選
  •  幹周:595p 樹高:22m
  •  樹齢:95年
 建築・家具のほか、楽器・下駄の材料としても用いられるセンダンは、県内では特に校庭で良く見かける樹木の一つ。 同校のセンダンは明治39(1906)年に新しい学舎が落成したとき植えられた記念樹です。校歌は「歴史は古くせんだんの 若葉は朝の日に映えて  三椪の子らの若木ものびる たくましく意志強く」と歌われます。





  •  呼称:城(じょう)のオガタマノキ
  •  樹種:モクレン科オガタマノキ
  •  所在:延岡市北方町・城
  •  指定:県巨樹100選・町巨樹古木12選
  •  幹周:440p 樹高:26m
  •  樹齢(推定):400年
 この樹は城公民館の横から登った森の中にあって、幹全体がマメヅタに覆われています。地元では「日本一の木」とも称されます。 オガタマノキは、暖地の山地に自生し、2〜4月に花弁の白い芳香のある花を咲かせます。和名は「招霊」が転訛したもので、神社によく植えられ、神前に供えられます。





  •  呼称:舟ノ尾(ふねのお)神社のオガタマノキ
  •  樹種:モクレン科オガタマノキ
  •  所在:日之影町七折(ななおれ)・舟の尾神社
  •  指定:巨樹100選
  •  幹周:460p 樹高:10m
  •  樹齢(推定):400年
 舟の尾は高千穂三田井(みたい)氏の出城の一つ八戸(やと)城が置かれていた所。 後に津隈太郎左衛門尉宣次が高千穂郡代官職となって住居を舟の尾に定めるにあたり、舟の尾神社に天満宮を再建してオガタマノキを植えたと伝えられています。 以前から木質部に腐朽が見られましたが、近年幹の上部が折れ、わずかに残った枝で生き延びています。





  •  呼称:天真名井(あまのまない)のケヤキ
  •  樹種:ニレ科ケヤキ
  •  所在:高千穂町三田井・天真名井
  •  指定:県巨樹100選・町保護樹木
  •  幹周:@424p 樹高:18m A393p 樹高:13m B353p 樹高:18m
  •  樹齢(伝承):1300年
 神代川(じんだい-がわ)のほとりの真名井(まない)からは、岩間から清水がこんこんと湧き出ています。 この清水は地下水となり約1.5q南西の高千穂峡で再び地上に現れるといわれます。ケヤキの巨樹(幹周A,掲載の写真)は真名井の泉の真上にあって、根が泉を包み込むようです。 幹にはいつも注連縄が張られ、水神様として人々の厚い信仰を受けているのです。





  •  呼称:下野八幡(しもの-はちまん)のケヤキ
  •  樹種:ニレ科ケヤキ
  •  所在:高千穂町下野・八幡神社
  •  指定:巨樹100選・国天然記念物
  •  幹周:956p 樹高:30m
  •  樹齢(伝承):800年
 境内には、社殿横にケヤキ、石段を登りきる辺りにやはり国指定のイチョウ、右に有馬杉、 参道入り口に逆さ杉などの巨樹がみられ、樹林全体が町保護樹木に指定されています。有馬杉は、延岡藩主・有馬直純(ありま-なおずみ)が「島原の乱」の 凱旋記念に植えたと伝えられ、逆さ杉は椎葉村の平家伝説で知られる那須大八郎宗久が訪れたとき杉の穂を逆さに挿して根付いたといわれています。





  •  呼称:霧島岑(きりしまみね)神社のカシ
  •  樹種:ブナ科イチイガシ
  •  所在:小林市細野夷守・霧島岑神社
  •  指定:県巨樹100選
  •  幹周:@627p 樹高:28m A485p 樹高:27m B435p 樹高:27m
  •  樹齢(推定):400年
 霧島山噴火のたびに遷座をくり返した霧島岑神社。イチイガシは参道石段の登り口に2本(掲載の写真)、 社殿前方に1本あり、後者が最大の幹周を有しています。これらの巨木群は同地に夷守(ひなもり)神社があったころに根付いたもので、 人々に崇められてきた経歴を感じさせます。社殿前庭には、小振りですが年代を感じさせるナギとイスノキが立っています。





  •  呼称:夷守台(ひなもり-だい)のシイ
  •  樹種:ブナ科スダジイ
  •  所在:高原町蒲牟田・(小林市夷守台)
  •  幹周:503p  樹高:11m
  •  樹齢(推定):250年
 県民ふれあいの森ひなもり台は全国植樹祭(1973年)・全国育樹祭(1986年)が開催された場所です。 同樹はふれあいの森に隣接する国有林にあって、関係者には以前から知られていましたが、世に出たのは最近のこと。自然林にひっそりと佇み、 その大きさゆえに残されたのではないかといわれています。他にも園内あちこちに巨樹がみられ、オートキャンプと巨樹探訪を楽しむことができます。


メニュー画面に帰ります