日向市と入郷の巨樹・古木


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 日向・入郷地域とは、日向灘に面した日向市を中心に、九州中央山地に属する椎葉村に至る広大な地域です。地形の概略を知るために河川流域ごとに見ると、日向市とその北方の延岡市に挟まれるように五十鈴川が流れ、その流域に門川町と美郷町北郷区(旧北郷村)、日向市美々津を河口とする耳川流域に美郷町東郷区(旧東郷町)、美郷町西郷区(旧西郷村)、諸塚村、椎葉村(一部は一ツ瀬川流域)、南の小丸川流域に属する美郷町南郷区(旧南郷村)というようにいくつもの流域が混在しています。なお、日向市の中心部には、富高川や塩見川などの小河川が流れ、前述の各河川の影響をほとんど受けていません。
 さて日向市は、外洋に面した細島港を擁し、古くから港町として栄えました。藩政時代には幕府直轄領で、日田代官所(大分県日田市)の陣屋が置かれて支配されました。このころ、市の南部にある美々津港は財部藩(=高鍋藩,現高鍋町)の領地で、美々津千軒といわれる商家が軒を連ねるほど栄えたと伝えています。 
 入郷は、そのほとんどが延岡藩の支配下にありましたが、椎葉村だけは一時阿蘇氏(熊本県)にお預けとなり、後に人吉藩(同)の預かり地として幕末を迎えました。延岡藩の支配下にあった山陰(やまげ)村、坪谷(つぼや)村(いずれも現美郷町東郷区)では、元禄3(1690)年に300軒1,422人もの百姓が隣の高鍋藩領に逃散するという事件が発生しています。代官の取立を原因にしたこの事件で、当時の藩主有馬氏は越後国糸魚川(現新潟県糸魚川市)への国替えに追い込まれました。
 日向・入郷地域のうち、諸塚村は国内有数の林業の村で、椎葉村は平家伝説の里に生きるでそれぞれ紹介していますので、ここではその下流域の巨樹たちを紹介しています。木材搬出に適した河川が存在していたためか、掲載できる数は多くありませんが、東洋一(=世界一)といわれるハナガガシを擁する地域でもあります。
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立磐神社のクスノキ
立磐神社のイスノキ
福瀬のハナガガシ
樹種:クスノキ科クスノキ
所在:日向市美々津・立磐神社
幹周:507cm 樹高:28m
指定:市天
撮影:2001.3.23
樹種:マンサク科イスノキ
所在:日向市美々津・立磐神社
幹周:308cm 樹高:15m
指定:無
撮影:1992.1.19
樹種:ブナ科ハナガガシ
所在:日向市山陰・福瀬神社
幹周:545cm 樹高:33m
指定:県100選,町天
撮影:1995.2.26
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水谷のムクノキ
門川のウスギモクセイ
門川神社のスダジイ
樹種:ニレ科ムクノキ
所在:日向市山陰甲・水谷神社
幹周:548cm 樹高:30m
指定:県100選,町天
撮影:1992.1.11
樹種:モクセイ科ウスギモクセイ
所在:門川町川内・小松墓地
幹周:153cm 樹高:4m
指定:県天
撮影:2004.9.19
樹種:ブナ科スダジイ
所在:門川町愛宕山・門川神社
幹周:320cm 樹高:13m
指定:無
撮影:2002.11.10
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八坂神社のスダジイ
樫葉のイスノキ
小曾木さんのシイノキ
樹種:ブナ科スダジイ
所在:門川町城屋敷・八坂神社
幹周:450cm 樹高:14m
指定:無
撮影:2002.11.10
樹種:マンサク科イスノキ
所在:美郷町南郷区・樫葉国有林
幹周:490cm 樹高:20m
指定:県100選
撮影:1992.3.28
樹種:ブナ科スダジイ
所在:美郷町西郷区・石峠
幹周:534cm 樹高:16m
指定:無
撮影:2002.6.9
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市木のちからしば
樹種:マキ科ナギ
所在:美郷町北郷区宇納間・八重
幹周:351cm 樹高:22m
指定:県天,県100選
撮影:1992.1.11
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