九州本土にはないと見られていた天然杉

*(おにのめ-すぎ)
  •  スギ科スギ
  •  所在:北方町・鬼の目山
  •  指定:町巨樹・古木12選(H11.7.1)
  •  幹周:503cm 樹高:19m
  •  樹齢(伝承):500年
 九州本土には真の天然杉はないとされてきましたが、昭和61(1986)年に外山三郎元宮崎大学長を団長とする調査隊が鬼の目山周辺のスギ群落を 5回にわたって調査した結果、生育場所が人工植栽をし得ないこと、土壌中(約6000万年前のアカホヤ層)の花粉分析結果からスギ花粉が検出されたこと、 挿し木繁殖と異なる大きな変異幅を有することなどから、このスギ群落が天然林であると確認されました。

  写真は、大きさや地理条件から最も著名で、町の巨樹・巨木12選に指定されている天然杉で、鬼の目山の南西約800メートル、標高1,200メートルの位置にあります。

  以前は隣に寄り添う別の幹があった(写真下)ようで、枯れた株が残っています。指定時の公表値は、幹周1,000cmとされていますが、 おそらく2本の幹を合わせて測った結果でしょう。







鬼の目山

 標高1,491メートルで、山頂は北方町と北川町が境を接しています。七合目付近から暖温帯性針葉樹林の代表種であるモミ・ツガ林が見られ、 その上部は温帯林(落葉広葉樹林)です。天然杉は、それらが交わるあたりに分布していて、下層にはクマザサが広がっています。



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